3月のダイヤ改正におけるJR特急廃止等の問題について県へ要請

 2月13日、社民党千葉県連合(小宮清子代表)は、県庁でJRの「2015年3月のダイヤ改正」について、県民の生活の足を守る立場で、サービスの低下(JR特急の廃止など)を招かないよう千葉県からJR千葉支社へ要望するよう申し入れました。
改正内容は内房線「特急さざなみ号」は①朝の館山発上り列車が無くなり、始発駅が君津になる。上りは三本の特急が運転取り止め。②朝一番の東京発下り列車が運転取り止め、夕方の下り特急列車の内3本は終着駅が、館山から君津に変更。夕方はすべての特急列車が君津止まりになること、(外房線も同様)が明らかになってきました。
小宮代表、勝亦竜大政策局長はあいさつで、本来はJRに要望するのが筋だと思うが利用者、県民の声を聞いてほしいと思い、県への要望となったと経過を説明しました。
外房線の利用について荒井正いすみ市議はJRの改正は収支のみを判断として、地元の意見を聞いていないと批判した上で、「過疎に拍車をかけている。いすみの住民で、列車本数が少ないため一宮駅に通勤用の駐車場を借りている人もいる。特急がへらされると観光にも大きな打撃だ」と指摘しました。さらに、いすみでは教育の機会均等から生徒の通学や部活への支障、高校統廃合が進み、生徒の通学にも影響していることも言われました。
これに対し、千葉県総合企画部交通計画課関口龍海課長は、党の要望書の考え方については同感とした上で、「館山市長を中心に沿線の首長や『JR複線化促進期成同盟』などともJRに要望活動をしている。JRからすると住む人や利用者が減るからやむを得ずダイヤ改正をしている。我々としてはダイヤを維持して欲しい」と、溝が埋まっていないとのことでした。
また、内房線の利用について鈴木順子館山市議は、「JRバスは駅周辺を整理しているがJRは遅れている。駅周辺は駐車場代が5千円から1万円と高い。駅周辺は一等地で自治体だけではむずかしい問題だ。公共交通として市民が利用しやすくすることも課題だ」と述べました。

右側奥から、小宮清子県議、勝亦竜大市川市議、
荒井正いすみ市議、鈴木順子館山市議


2015年2月20日

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