「戦争法案」(安保法案)の参議院強行採決に対する抗議声明

 

本日、参議院において、いわゆる「戦争法案」が自民、公明両党等により、強行採決・可決された。
「戦争法」は、そもそも違憲立法であり、「武力による威嚇又は武力の行使」と決別した憲法を無視し、戦後平和の創造に努力してきた国民を裏切るものであり強く抗議する。

「戦争法」は、「砂川事件判決」、これまでの政府見解から「合憲」と導き出したことを元最高裁長官、専門家、弁護士会などから強く批判され、合憲性の根拠はなく「違憲」と断罪されている。「アベ政治」は、まさに憲法も最高裁判決も意に返さない「無法者の政治」である。

国会審議では、「ホルムズ海峡機雷掃海のため」、「邦人救出の米輸送艦を守るため」など安倍首相が「戦争法」の必要性として挙げた事例はその根拠を失い、首相と大臣の答弁が食い違い迷走を続けてきた。
挙句の果ては、国民の理解不足だとして、「火事」や「泥棒からの戸締り」「不良の喧嘩」と戦争を混同する、信じられない「例え話」を連発し、国民を愚弄した。

国民は、「戦争法」が憲法違反であり、米軍と共に他国で武力行使をするという、その本質を見抜いているからこそ、「戦争法」廃案を求める声が広がっている。
武器輸出の緩和、特定秘密法、報道への圧力、戦争を憎み平和を希求する若者を「利己的」と非難する、こうした安倍政権・自民党の暴走に対し、「アベ政治を許さない」と立ち上がっている。

社民党は、武力によらない平和を求める多くの国民と手を繋ぎ、「戦争法」の廃止、戦後最悪の安倍政権の打倒を目指して全力をあげる。

 

2015年9月19日
社会民主党千葉県連合

代 表 小宮 清子

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