オスプレイ木更津駐屯地の暫定配備に反対する(声明)
社民党千葉県連合は、オスプレイが、機体の不具合、墜落事故を重ね多数の犠牲者を出してきた輸送機であることから、2012年7月11日に「オスプレイ配備、飛行訓練の撤回」を政府に求めるよう県へ要請した。
以降、木更津駐屯地へのオスプレイ整備拠点化に反対し県、政府への要請や大衆運動を通じてオスプレイ配備、飛行による住民への危険を訴えてきた。
今月27日、日本政府が、陸上自衛隊が導入を進めているオスプレイ5機が木更津駐屯地に暫定配備する方向で調整されていることを政府関係者が明らかにした。
近年もオスプレイの事故、不具合は続き、米軍の取材で日本政府が事故率を低く示して国内配備への理解を求めるほどの欠陥機であり、木更津駐屯地への配備は認めることはできない。
政府からの情報提供がないとして、木更津市は、「大変遺憾であり不快に感じている」と述べた。自治体を無視する政府の驕りであり、安倍政権を象徴している。
また、木更津市は、「防衛政策に協力するのは地方自治体の役割だ」と述べているが、防衛政策の内容や欠陥機オスプレイが市民の頭の上を飛び回ること、沖縄では、日本政府との確認も反故にされたオスプレイの飛行が日常化していることを問題にして、自治体として住民の安全と安心を守るよう毅然とした対応を求める。
木更津駐屯地の整備拠点化からなし崩しに恒久配備されれば、日米合同訓練なども増えることは明らかであり、地域住民をはじめ基地被害が拡大されていくことを認めることはできない。事故は基地の外で起きるのである。
社民党千葉県連合は、大衆運動と連携しながら、オスプレイ整備基地、配備に反対する。
2018年3月28日
社民党千葉県連合
代表 小宮 清子