都市計画道路建設問題に対する取り組み

2007年4月、市川市議会議員に初挑戦して初当選。その後の議会で継続的に取り組んでいる課題があります。
都市計画道路3・4・18号建設問題です。この道路の未開通部沿線住民の間で大きな問題となっています。私は既に三回、議会でこの道路問題を取り上げました。 事前知識として、市の道路交通状況に関し説明します。市内東西を結ぶ幹線道路は機能していますが、南北を結ぶ幹線道路は全く不備の状態。特に問題となっているのは、京成電鉄が立体化されていない為、市内南北方向の道路は必ず京成の踏み切りにぶつかり渋滞となっています。さて、この3・4・18号線、浦安、市川、鎌ヶ谷市を結ぶ重要幹線です。途中、京葉道路市川ICを横断、国道14号も横断し京成本線は地下を潜ります。既に殆ど開通していますが、一部地域が未買収で買収が行われています。その買収に当たり、地権者達は当初この道路は生活道路であると言われて来たそうです。けれども情報や数字から考えますと、生活道路と言うよりも幹線道路と呼ぶのが相応しい状況です。12月議会の質問において道路交通部長は幹線道路と生活道路、両方の側面を持つと明確に答弁。では、今まで地域住民に対して行ってきた説明は何であったのか?これは市川の偽装問題か?
また、環境を破壊する危険が高い道路です。未開通地域は第一種低層住居専用地域、そこに2車線道路が建設され3万6百台の交通量が予測されています。
さらに、環境対策をしてほしいとの住民要望から現在未開通の区間に高さ約3.5メートルの遮音壁を建てる計画です。すぐ脇は真間川沿い桜の名所。景観条例は何のためにあるのだろう。
この道路事業に対して、既につぎ込まれたお金は165億円です。現在、市は移転に賛成していない地権者に対して、土地収用法の適応まで検討していると議会で答弁。当然沿線住民は態度を硬化しています。
今後とも御注目ください。


2008年3月23日

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