ほほえみ先生(特別支援教員)全校配置は市の英断!

  今年度の鎌ヶ谷市の08年度予算は、国からの地方交付税の大幅削減等で大変苦しい予算編成となりました。一時は市議会で予算原案が否決され、やっと修正の上で可決に至りました。
その苦しい予算の中でもキラリと光るのは「特別支援教員の全小学校9校への配置」の実現です。現在、注意欠陥、多動性(ADHD)学習障がい(AD)高機能自閉症など特別支援指導の必要な子供は全体の3~6%居るといわれています。従来は「落ち着かない子・一つのことにのみこだわる子」と片付けられていました。しかし、最近の研究で医療面からの解明も進み、教育指導によって子供の生活・学習の改善がめざましい成果も確認されています。文科省も今年度から特別支援教育に予算増を始めましたが、まだ市レベルでは不十分な対応でした。
その中で鎌ヶ谷市教育委員会はいち早く対策に乗り出し、昨年までに4校→本年度9校に特別支援教員を配置しました。県下では全校配置は始めてとして教育界で注目されています。
ちなみに教育充実度ランキング(06年日本経済新聞社発表)に。よれば鎌ヶ谷市は県下36市中5位という高い実績評価を得てきていることも、今回の全校配置の追い風となりました。
私も18年前中学校の障がい児学級の授業を担当していましたが、今のような支援教員がいれば…と思ったことがありました。個々の生徒があまりにも多様な為、きめ細かな指導が必要だからです。この施策については、私も議会で何度も質問をし、親からも要望を直接に市教育委に寄せるなど積極的な取組みを行ってきました。
今後は、中学校全校配置に向けてさらに取組みを強めていくことを3月市議会でも一般質問を行ったところです。

20080422

関連記事

 

 

ページ上部へ戻る